決算シーズンです。
私もいくつかの企業の決算を確認しています。(株は一つとして持っていませんがw)
その中で、日本でも有名なインテルの決算がかなり悪い、という情報を見聞きし、調べてみたところ、昨年と比べてかなり悪い決算となっていました。
しかも、先の展望もよろしくない、という状況です。
・収益: 631億ドル (2021年より20%減少)
・純利益:80億ドル ( 〃 60%減少)
・利益率:13% ( 〃 25%から低下)
・EPS: 1.95ドル ( 〃 4.9ドルから減少)
PC需要の減速の影響だけでなく、他の分野でも多くでマイナスとなっています。
インテルは、CEOの給与を25%カットするとのこと。
対して、ライバル企業であるAMDは良決算でした。
・AMDは良決算
・収益 : 236億ドル(2021年より44%増加)
・純利益: 55億ドル ( 〃 60%増加)
・利益率: 27% ( 〃 2%上昇)
・EPS : 3.5ドル ( 〃 2.79ドルから増加)
PC向け事業は、インテル同様マイナスのようですが、それ以外の分野に勢いがあり、見事に成長しました。
株価は、この一年で半値になっていましたが、業績は順調であり、株価の低迷は、AMDが悪いわけではないようです。
今回の決算を受けて株価が上昇しています。
AMDが良決算、ということは、インテルの減少は、業界、経済のせいではなく、単純にインテルが低迷しているということでしょう。
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AMDは、一年前まで少額ながら保有していましたが、生活費のために既に全て売却しています。(そのお金ももうない・・)
なので、株価が上昇したところで私に利益はありませんが、AMD製品の性能の良さに注目していた私としては、良決算であることは嬉しいですね。
しかし、日本では、AMDの名はまだ弱いようで、日本メーカーのPCでAMD搭載のパソコンは少ないです。
多少PCを知っている人には知られています。
CPU単体・・・自作PCするような方はAMDに注目されているようで、当初は売り切れが続出していたとか。
現在有名な将棋の藤井さんは、AMDの最高性能のCPUを搭載したPCで将棋研究に取り組んでいるとのことです。(CPU単品で100万以上します)
また、その噂を聞きつけたAMDからCPUをプレゼントされていますね。
しかし、悪い決算とはいえ、インテルも大企業。
このまま、ただ落ちていく、というわけでもないでしょう。
落ちたとはいえ、収益は、未だにAMDの倍以上あります。
新工場も建設していますし、新製品の開発等、インテルは投資の時期なのでしょう。
これに期待できるのならば、業績、株価共に低迷している今の時期に買いこんでおく、という考え方もあります。
これからも、ライバル企業同士、切磋琢磨し、良い製品を開発していってほしいものです。
インテル一強の時(AMDがRyzenを出すまで)は、CPUの性能が停滞していましたから。
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